サバゲノコギリクワガタの飼育方法
飼育温度 20〜28℃
  • ペアリング

    ペアリングには成熟した成虫(後食開始2〜3ヶ月経過したもの(半年〜8ヶ月の休眠期間))を準備します
    ※羽化したばかりの成虫は交尾・産卵は出来ません
1
飼育ケースに♀が潜れない程度にネオ埋込マットを敷きます。
2
転倒防止用に樹皮ブロック昆虫足場枝等を入れ、昆虫ゼリーをセットします
3
まず♂を投入し、2〜3日経過後、♀を投入し1週間〜10日間一緒にしておきます
4
ほとんどの場合、交尾が済んでいると思われるので♀だけを取り出し産卵セットに投入します
店長のワンポイントアドバイス
 
サバゲノコギリクワガタは気性が荒く、♀殺しがある為、♂のアゴを縛ってのペアリングをおすすめします
産卵セットの組み方
  クヌギ・ナラ産卵材
1
産卵材を水に6〜8時間つけます。※産卵材が浮き上がらないように重しをします
2
水から産卵材を取り出し6〜8時間陰干しします
3
樹皮を剥いで、さらにその下のオレンジ色の部分も削り取ります
 
  カワラ茸オオクワ産卵材・ニクウスバタケ産卵材
1
常温に戻します
2
樹皮を剥いで、さらにその下のオレンジ色の部分も削り取ります
 
産卵材はやわらか目をチョイス
4
飼育ケースクワデブロPro発酵マットを3〜4センチ堅詰めします
5
その上に産卵材を置き、クワデブロPro発酵マットで埋めてしまいます(表面を転倒防止用に出しておいてもかまいません)
6
3で剥いだ樹皮を転倒防止用にマットの上にちりばめます。(樹皮が薄い場合やボロボロになった場合は、樹皮ブロック昆虫足場枝を転倒防止用に並べます)
7
昆虫ゼリーをセットして、交尾済みの♀を投入します
   
   
   
 
マットの堅詰めにもご使用出来ます→
   
卵・幼虫の割り出し
1
1ヶ月経過後♀を取り出し、さらに2週間〜1ヶ月待ちます。(こうする事により最後に産卵した卵もほぼ幼虫として割り出す事が出来ます)
2
産卵セットから産卵材を取り出します。
3
ノコギリクワガタの場合、根食い系なのでマットにも産卵しているので、大きな容器に飼育ケースを逆さにしてマットをひっくり返します。
産卵している場合は、幼虫・卵が出てくるので、幼虫はクワデブロPro発酵マットを入れたプリンカップに1頭ずつ分けて入れて管理します。
4
産卵材にも産んでいると思われるので、2で取り出した産卵材をマイナスドライバー等で慎重に割っていきます。(穴の周辺は幼虫がいる可能性が高いので周りから割っていきます)
取り出した幼虫はクワデブロPro発酵マットを入れたプリンカップに1頭ずつ分けて入れて管理します。
※産卵していない場合は、♀の成熟が足りないか交尾が失敗していた可能性も考えられますので、再度ペアリングさせてください。
 
卵が出てきた場合はクワデブロPro発酵マットを入れたプリンカップに入れ、卵が乾燥しないようにマットを軽くかぶせて管理します。
 
幼虫飼育(菌糸飼育)
1
割り出し後、体長15o以上に成長した幼虫はDH菌糸カップに投入します。
2
6〜7割ぐらい食痕が出れば、DH菌糸ボトルに交換します。
3
6〜7割ぐらいDH菌糸ボトルに食痕が出る、もしくは幼虫投入後2〜3ヶ月経過したら新しいDH菌糸ボトルに交換します。
4
成虫になるまでにDH菌糸ボトルを3〜4本を必要とするので、3の作業を繰り返します。
   
  ※DHとはDORCUS HYPER(ドルクスハイパー)の略称です。
 
店長のワンポイントアドバイス
 
初令〜3令までは25〜26℃で飼育し、,3令になったらすぐに蛹化しないように20〜22℃で飼育します。
 
幼虫はマットでも飼育できます。おおすすめはクワデブロPro発酵マットです
蛹管理
 
1
温度変化が少ないところで管理しておけば、蛹になってから1ヶ月〜1ヶ月半で羽化します。
2
羽化後1ヶ月くらいすれば体が固まり上に上がってくるので飼育ケースで管理します。(上に上がってこない個体は掘り出して飼育ケースで管理します)
 
成虫飼育
   
1
飼育ケースネオ埋込マットを入れます。(水分量はマットを軽く握って固まり、指で押すと崩れる程度です)
  (活動期の成虫管理であれば脱臭ココマットを使うと衛生面もバッチリです)
2
のぼり木樹皮ブロック昆虫足場枝天然広葉リーフ皿木昆虫ゼリーをセットします。
3
防ハエプロテクター使用で乾燥を防ぎ、コバエを増やさない衛生的な飼育環境を作ります。
4
飼育ケースはきっちりフタをし、逃げ出さないようにします。
   
  直射日光の当たる場所は厳禁です。20〜28℃の環境下で飼育してください
   

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